3月に読んだ本

3月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1915
ナイス数:20

土星の環―イギリス行脚 (ゼーバルト・コレクション)土星の環―イギリス行脚 (ゼーバルト・コレクション)感想
明らかに負け組に焦点が絞られているわけだが、それをどうこうしたいというようなギラギラしたものは一切なくて、まず目につくのは静かな諦観といったようなものではある。だがそういう分かりやすい構図ではとらえ切れないものも垣間見える。
読了日:03月30日 著者:W.G.ゼーバルト
太宰治の辞書 (創元推理文庫)太宰治の辞書 (創元推理文庫)感想
とても文学部的な感性の下に記載されており、日頃この手の思考に触れる機会が少ないので大変新鮮であった。旧シリーズとは別物で枠を借りたという印象だが、確かにその戦略は有効に機能している。やはりうまいなぁ。
読了日:03月22日 著者:北村 薫
イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)感想
エビデンスと理屈のバランスがすごく良くて説得力がある良書である。結局マネジメントの問題なんだよなぁ、技術ではなく。
読了日:03月21日 著者:クレイトン・クリステンセン
モンテ・クリスト伯〈4〉 (岩波文庫)モンテ・クリスト伯〈4〉 (岩波文庫)感想
正にちゃくちゃくとという趣。
読了日:03月15日 著者:アレクサンドル デュマ
お金は寝かせて増やしなさいお金は寝かせて増やしなさい感想
集大成ということか。著者にはこれまでにも色々学ばせて頂きました。今後も良き道標であってほしい。
読了日:03月13日 著者:水瀬ケンイチ
さまよえる影たち―最後の王国〈1〉 (パスカル・キニャール・コレクション)さまよえる影たち―最後の王国〈1〉 (パスカル・キニャール・コレクション)感想
このような形でしか表現できないものとはどういうものか?少なくともリニアで一貫したロジックによるものではないのだろうというところまではわかるが、さて。それはそれとして非常に魅力的なテキストであることは確かだ。
読了日:03月06日 著者:パスカル キニャール
強さと脆さ強さと脆さ感想
本来説明は現象を説明するものだったのだが、それが独り歩きして権威を持つことで現象が忘れられるという本末転倒状態に陥る、というのが彼の直面している困難さなのだろうなと。しかし注釈で本が一冊で来てしまうとは。
読了日:03月05日 著者:ナシーム・ニコラス・タレブ
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